アンティーク 高く売る

アンティークを高く売るコツ

磨かない、塗り直さない、差し替えない。やらないほうがいいことから説明します。

売る前にやらないほうがいいこと

良かれと思って行った手入れが、評価を下げることがあります。次の4つは、売却前には行わないでください。

  • 研磨剤で磨く——銀の黒ずみ、ブロンズの緑青は年代の裏付けです。磨くと刻印と彫金の陰影が摩耗します。
  • 塗り直し・ニス掛け——家具の当時の仕上げが失われます。全面の再塗装は、評価を大きく下げます。
  • 現代部材への差し替え——水銀鏡を現代の鏡に、当初の金具を新品に。年代の裏付けが失われます。
  • クリーニング——絨毯は一般的なカーペットクリーニングで植物染料が滲むことがあります。

そのままの状態が、いちばん正確に評価できる状態です。清掃や修復の要否は、市場での評価を踏まえて判断する必要があります。当店で判断しますので、手を加えずにご相談ください。

やっておくと評価が上がること

  • 付属品を探す——当初の箱、鍵、台座、ガラスドーム、証明書、購入時の書類。別の場所にしまわれていることが多くあります。
  • 片割れ・欠品パーツを集める——燭台の片方、ガーニチュアの燭台、外れたプリズム、割れた大理石の破片。
  • 同じシリーズをまとめる——カトラリー、食器、グラス。揃いの点数が増えるほど評価が上がります。
  • 刻印の写真を撮る——明るい場所で、近接で。事前に概算をお伝えできます。
  • まとめて相談する——点数が多いほど出張の効率が上がり、査定に反映できます。

売り時について

相場の先読みで売り時を計るのは、現実的には難しいと考えています。市場性の軸は動きますが、いつどう動くかは予測できません。

むしろ実際に効くのは、保管環境です。直射日光の当たる場所での退色、湿気による木部の反りとカビ、乾燥による象嵌の浮き。これらは時間とともに進みます。手放すことが決まっているなら、状態が保たれているうちにご相談いただくほうが確実です。

また、相続や引越しの期限が決まっている場合は、余裕をもってご連絡ください。点数が多い案件は、下見から搬出まで日程を要することがあります。

よくあるご質問

掃除してから持ち込んだほうがいいですか?

ほこりを乾いた柔らかい布で軽く払う程度にとどめてください。研磨剤や洗剤を使った清掃は、刻印の摩耗や染料の滲みにつながります。銀の黒ずみやブロンズの古色は年代の裏付けとして評価される要素です。

修理してから売ったほうが高くなりますか?

多くの場合、そのままのほうが有利です。後年の修復は当時の仕上げを消してしまい、かえって評価が下がることがあります。また修理費が査定額の上昇分を上回るケースも少なくありません。修復の要否は査定時にご相談ください。

いつ売るのが得ですか?

相場の先読みで売り時を計るのは現実的ではありません。むしろ保管環境のほうが影響します。直射日光による退色、湿気による反りやカビは時間とともに進みます。手放すことが決まっているなら、状態が保たれているうちが確実です。

複数の店で査定してもらったほうがいいですか?

分野によってはそのほうが良いと考えています。西洋アンティーク・装飾美術は当店の専門ですが、和骨董・近代美術・時計・宝飾などは他の専門業者のほうが高くなることがあります。比較していただいて構いません。

箱や証明書は必要ですか?

あると評価が上がります。当初の箱、鍵、台座、購入時の書類は、付属一式が揃った個体として扱われるためです。ただし、なくても査定は可能です。別の場所にしまわれていることが多いので、一度ご確認ください。

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一点でも、邸宅の調度一括でもご相談いただけます。品目・寸法・写真をお知らせいただければ、概算の目安をご案内します。査定は無料で、その場でお断りいただけます。

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